日本ロジテム株式会社(代表取締役社長 中西 弘毅)と株式会社ハクオウロボティクス(代表取締役 鈴木 智広)は、物流2024年問題の解決策として、自動フォークリフト「AutoFork」の実証実験を日本ロジテム株式会社の稲沢営業所にて実施しました。この実験では「AutoFork」が複数種類のパレットを一括で自動認識後、ストレッチフィルム包装機へ搬送し、さらに倉庫内の110m先の仮置き場へ自動搬送できることを実証しました。この実証実験の様子は、株式会社ハクオウロボティクスのYouTubeチャンネルにてご覧いただけます。
実証実験の様子(実験日:2024年3月25〜29日)
実証実験時の動画① パレット認識、ストレッチフィルム包装機へ搬送
実証実験時の動画② パレット認識、110m搬送
なお、株式会社ハクオウロボティクスは、自動フォークリフト「AutoFork」製品版について2024年秋に発表予定です。
■実証実験の成果
日本ロジテム株式会社 稲沢営業所での実証実験では以下の動作を実現しました。
- トラックバースに置かれたパレットを自動で認識
- ストレッチフィルム包装機へ搬送
- フィルムの巻かれたパレットを仮置き場へ搬送
- 仮置き場から110m離れた倉庫内保管エリアへ搬送
この実験で、荷受け作業後の倉庫内への搬送を「AutoFork」により自動化できることが実証されました。
実証実験 概略図
■技術の特徴
他の自動機器との連携につながる技術として、ストレッチフィルム包装機へのパレット配置と取り出し作業を実現しました。ストレッチフィルム包装機のパレット置き場は、奥行きのある構造で、フォークリフトがパレットを積み降ろすためには、「二段置き」 と「二段取り」の動作が必要となります。この動作を「AutoFork」にて実現しました。(「二段置き」とは、パレットを一度置いた後、フォークを浅く差し込み直し、パレットをさらに奥へ移動させること。「二段取り」はその逆の動作。)
また、パレット認識技術を搭載した「AutoFork」により、異なる種類のプラスチック製パレットを自動で一括認識・搬送する機能の実験を行い、実用性を確認しました。この機能により「AutoFork」は多様な荷物を扱う物流現場に適応可能となり、より幅広い用途での利用が見込まれます。
■今後の展望
日本ロジテムとハクオウロボティクスは、この実証実験を基に、「AutoFork」の性能向上と現場導入へ向けた取り組みをさらに強化します。
■会社概要
日本ロジテム株式会社
所在地 :東京都港区新橋5-11-3 新橋住友ビル
設立日 :1944年10月13日
代表者 :代表取締役社長 中西 弘毅
資本金 :3,145,955,500円
事業所数 :30ヶ所(2024年4月1日現在)
上場取引所 :東京証券取引所 スタンダード市場 証券コード:9060
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