CASE STUDY 001

階をまたぐ縦搬送を完全自動化。 次世代の省人化センターを実現

日本ロジテム株式会社 様

拠点:所沢営業所

導入の背景・課題

激化するオペレーター争奪戦と、縦搬送における『待機時間』のロス

首都圏を中心に物流拠点の新設が相次ぐ中、日本ロジテム様においても有資格のフォークリフトオペレーターの確保が年々困難になっていました。さらに、オペレーターの高年齢化も進んでおり、現場の省人化・省力化は喫緊の課題でした。

特に所沢営業所のような多階層の物流施設においては、「1階と3階を結ぶエレベーターでの荷物の昇降」において、オペレーターがエレベーターを待ち、到着後に搬出や搬送するための「手待ち時間」が発生しており、施設全体の作業効率を下げる大きな要因となっていました。

AutoForkを選んだ理由

既存設備を活かす高度な拡張性と、手厚い補助金申請サポート

複数社のソリューションを検討する中で、ハクオウロボティクスが選ばれた理由は大きく3点ありました。

既存エレベーター連携

建物を建て替えることなく、既存エレベーターに連携ユニットを後付け。自ら呼び出し、庫内へ荷積み、目的階へ搬送指示をする自動縦搬送を構築しました。

遠隔操作ハイブリッド

オペレーターが搬送先階にいながら、監視カメラの映像でAutoForkの状況を確認し、タブレット経由で的確に搬送タスクを送信できる柔軟なシステムを実装しました。

国交省 補助金活用

「物流DX推進実証事業」の申請にあたり、計画策定からエレベーター会社との技術調整、効果検証までをフルサポートしました。

運用フロー

以下に、本導入におけるAutoForkの走行レイアウトと運用フローを示しています。

搬送の流れ

走行レイアウト

①他フロアにいる作業者が1FのAutoForkの状態を確認して搬送指示

※Point1: 遠隔操作オプションを活用

②AutoForkが初期位置より走行開始

③エレベーター前に設定されたパレット認識エリアへ移動

④パレット一括認識機能により仮置きされたパレットをスキャン

※Point2: 仮置きされたパレットの枚数や位置・角度を認識

⑤エレベーター連携を行い、庫内へ搬送
※Point3: エレベーター連携機能の活用

⑥所定の枚数の搬送を終え、エレベーターへ閉扉&移送信号送信

⑦AutoForkは初期位置へ戻る

導入後の成果・ROI

 「人は人にしかできない作業へ」。拠点全体の生産性を底上げ

  • 作業時間の短縮と効率化  【全体作業:8時間 → 7時間】

    オペレーターの「待ち時間」が解消。検品作業と搬送作業を並行して行えるようになった結果、施設全体での作業時間を約1時間削減。さらに1時間あたりのパレット搬送数も向上(10→12パレット)しました。

  • 多様な人材が活躍できる環境構築

    フォークリフトの運転免許や専門スキルを持たないスタッフでも、タブレットから簡単に自動搬送の指示を出せるため、性別や年齢、経験を問わず誰もが働きやすい環境を実現しました。

お客様コメント

「当初は別フロアでの運用を想定していましたが、途中で要件が変わった際も、ハクオウロボティクスのエンジニアリングチームが柔軟に搬送ルートや通信仕様(SIMカメラと遠隔操作への切り替え)を再設計してくれました。

エレベーター工事の調整から補助金の実績報告まで、一貫して親身に伴走していただいたおかげで、理想的な『縦搬送の自動化』が実現しました。今後は作業者からのフィードバックをもとに運用をさらに洗練させ、他の営業所への横展開も視野に入れていきたいと考えています。」

 日本ロジテム株式会社
  DX推進部 部長 高橋様

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