CASE STUDY 001
人やAMRが共存する現場で、コンパクトな自動フォークが省人化を実現
導入事例サマリ
物流投資が薄く人手運搬が主体であったが、将来の増産に向けた「機械化ロードマップ」を策定。省人化が急務となっていた。
人と共存する現場でも恐怖感を与えない「コンパクトさ」が最大の決め手に。約3か月という短期間での導入も実現。
約1人分(夜勤含む)の省人化を見込む。現場の改善意欲も高まり、ユーザー側での搬送パターン拡張も検討中。
実際の稼働の様子を見る
【動画】AutoForkが自動倉庫投入口へパレットをピタッと投入する様子
システム構成と運用フロー
【シナリオ 1】完成品搬送フロー
STEP
作業者がパレットを取得場所へ搬送し、AutoForkへ操作指示
製造ラインの完成品が格納されたパレットをコロコンにて荷物取得場所へ作業者が搬送。搭載されたタッチモニタより搬送指示。
STEP
AutoForkが完成品パレットを取得
初期位置から移動し、定置設置されたコロコンから自動フォークが完成品パレットを取得
STEP
AMRが走行する工場および倉庫エリアを走行
AMRが走行する通路の左側を走行し、自動倉庫がある倉庫エリアへ搬送。
STEP
自動倉庫投入口へパレットを投入
クリアランスわずか数センチの自動倉庫投入口へ完成品パレットを投入。
運用レイアウト図
お客様インタビュー
「自動化のための大型機体への心理的ハードルを、AutoForkのコンパクトさが解消してくれました。」
澤藤電機株式会社 生産技術部 工場再編室
栗原 様(写真左側)
- 導入前はどんな課題・背景がありましたか?
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これまで物流には大きな投資ができておらず、基本は人手で運搬していました。ただ、生産数量が増える見通しがあり、将来的な機械化(省人化)を進めるロードマップの一部として、自動化の検討を進めました。
- AutoFork導入を検討したきっかけは何ですか?
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一番の決め手はコンパクトさです。倉庫内で人と共存する前提だと、大型車体はどうしても怖さが出ます。自動化のために大きな車体を入れることへの心理的ハードルがあり、コンパクトな点が大きかったです。加えて、提案資料を見たときの期待感も後押しになりました。
- 意思決定から導入までの期間はどれくらいでしたか?
-
初回のデモ確認から導入まで、体感としては約3か月程度でした。事前に「こういう構想でやる」という社内整理や、倉庫・工程も含めた情報共有が進んでいたため、比較的スムーズに意思決定できました。
- 現在の運用頻度はどれくらいですか?
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現在はコースが3つで、約15分に1回程度のペースで運用しています。
採算の観点では、今後はもう少し稼働させていきたいと考えています。こちらに関しては、AutoForkの機能であるプレイバック機能を活用して、現場要望の搬送パターンをユーザーサイドでの実装もしていきたいです。
- AMRや人との共存はどうですか?(良かった点)
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現場での動線やルールを整えれば、細かなシステム連携がなくても“すれ違い”などが成立します。AMRや人と共存しやすい点は良いと感じています。
また、ユーザー要望で設定を変更・カスタマイズできる点も運用に馴染ませやすいポイントです。
- 導入して見えてきた課題はありますか?
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課題としては、交通整理(動線設計・ルール設計)の詰めが一部残っています。安全確保のために、運用ルールで進行管理を調整する必要があります。
また、自動化に必要なスペースや設備要件の都合で、想定より大きくなる部分が出ることもあり、レイアウト面は引き続き最適化が必要だと感じています。
- 定量効果(数字で言える効果)はありますか?
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効果金額は約750万円規模で、夜勤を含めた運用を想定した場合、約1人分の省人効果を見込める試算となっています。
- 定性効果(数字以外で良かった点)は?
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社内では「物流にも投資して改善していく」という前向きさが伝わり、投資に対する手応え・嬉しさのようなものを感じている人が多いと思います。
- 現場の反応はどうでしたか?
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運搬を担当する側は、機械が運んでくれるのでポジティブです。一方で、周囲の人からすると“動くロボット”なので怖さを感じることもあります。AMRよりは大きいので、安心感を高めるために速度を下げる調整も柔軟にできるので安心して利用ができそうです。
- 「導入して一番良かった瞬間」を教えてください
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まだ運用開始から日が浅く大きなエピソードは多くありませんが、自動棚へスムーズに入る瞬間は感動しました。人が操作しても難しい作業が“自動でピタッと決まる”のは、見ていて驚きがあります。
- 導入を検討している企業へのアドバイスはありますか?
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初期投資に対して効果が大きく、再現性(採算性)が高い点が魅力だと思います。あとは「どこまで現場に合わせて対応できるか」を確認しながら進めるのが良いと思います。
販売パートナー ~マルダイ機工株式会社~
本案件は、マテハン機器を手がけるマルダイ機工株式会社 代表取締役社長 大嶋康雄様のご協力のもと、澤藤電機様へ「AutoFork」を導入いただきました。
大嶋社長には、現場理解に加え、「AutoFork」の技術的特性や制約を踏まえた上で、現場との調整役としてご尽力いただきました。現場初の自動フォークリフト導入という新たな取り組みでしたが、円滑な導入を実現することができました。
AutoForkをはじめとする各種マテハン機器導入において、非常に心強いパートナーです。導入をご検討の際は、ぜひお声がけください。
マルダイ機工株式会社 ホームページ
https://www.maludai.jp/
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